2014
10.22

コメントお礼☆

Category: 日記
皆様こんばんわ☆すっかり秋ですね〜。
そしてかなり更新ペースが遅くなったというのに、私のエジリディSSを読んで下さって本当にありがとうございます!毎日仕事から帰宅すると疲れて強烈な眠気に襲われる日々ですが、皆様の拍手・コメントが大きな励みになっております。


久しぶりに日記も書きたいなぁと思っているので、また良かったら遊びに来て下さいね〜(^ー^)ノ


以下、コメントへのお礼です☆


♡R様♡

またまたコメントありがとうございます♡相変わらずラブラブいちゃいちゃばかりのエジリディSSですが、楽しんでいただいてるようで何よりです(^^)

例のコンサート、私も行きますよ〜♪実は知人がその楽団に所属しているんです。前回の兵庫県でのコンサートにも行ったんですが、FFシリーズだけでなく、ドラクエもあったりしてワクワクしながら聞いてましたよ〜。ラストの曲がエクスデス戦の曲で、その迫力にゾクっとしちゃいました〜(^-^)
仕事のこともお心遣い、ありがとうございます。まだまだ分からないことだらけで大変ですが、何とか毎日乗り切ってます。今後も更新は続けるので、また良かったら遊びに来て下さいね♡
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2014
10.18

「香り立つ金木犀」 あとがき

Category: あとがき
ふー、今月も何とか更新できました(^^;

先月も季節ものSSを書こうとしていたものの、「As King, As Queen」を仕上げて力尽きてしまい、9月10月合同のような内容になっちゃいました。あぁ~、許して下さい

毎年金木犀が咲いては気付くと散ってしまっている儚さを盛り込んでみたつもりなんですが、結局いつもと同じラブラブな2人というオチですね(笑)悲しい・切ない終わり方の作品はとても書けないので、変化をつけるならば「発熱」のようなギャグになっちゃうなぁ…と思っている管理人です。


例年になく、寒いぐらいの気温になっていますが、皆様どうか風邪など召されませぬように。
ではまた(^^)

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2014
10.18

「香り立つ金木犀」

9月なのか10月なのかよく分からない内容になっちゃいましたが、季節ものエジリディSS第6弾です☆




「香り立つ金木犀」








蒸し暑い夏が過ぎたエブラーナ王国。涼しく心地良い外気が漂うようになったこの国では、1年の中で最も過ごしやすい季節の訪れを誰もが感じていた。


「ん…。」


夏と違い、夜眠りにつきやすくなった季節のある朝、王妃リディアは少しひんやりとした空気を感じながら目を覚ました。

(エッジ…もういないや。)


眠りから覚めた視界がゆっくりと焦点を結ぶと、まだ微かに夫の温もりが残る枕と布団が見えた。


いつもリディアが目を覚ます時、エッジの姿は朝の稽古ですでにベッドにはない。その光景を目にするたび、リディアは毎日忍びの一族の長として鍛錬を欠かさない夫を想うのが日課となっていた。


「エッジの着替え、用意しておかなくちゃ。」


まだ完全に目覚め切っていない身体を起こし、窓を開けて爽やかな秋の朝の空気を吸い込む。肺がすっと浄化され、全身が秋の色に染まっていくような気分になった。稽古で汗をかいて戻ってくるであろう夫のために箪笥を開け、着替えを用意していると…


「ん…?」


何やらほんのりと甘い香りが漂っているような気がしたリディアは、クンクンと鼻を利かせてみる。

「いい香り…何の花かしら?」

目を閉じて深く呼吸すると、その香りは鼻の奥でふわっと広がり、全身の力が抜けて行くような心地良ささえあった。ミスト地方では嗅いだことのない香りに、リディアは夫の着替えを手に持ったまますっかり酔いしれていた。



「お前何でそんな立ったまま寝てんだよ?」
「!」


夫が寝室に入って来たことにも気付かず、甘い香りに夢中になっていたリディアは軽く飛び跳ねた。

「ね、寝てたんじゃないわよ!エッジの着替え用意してたのよ!」
「お前は昔から寝坊助だからな~。俺がいねぇと起きられねぇのか?」

エッジはニヤニヤしながらリディアの顔を覗き込みながら指で色白の柔らかな頬をつつく。

「目を閉じてただけなの!寝てないもん!」
「しょうがねぇ奴だな~。なら目が覚めるように朝の夫婦の運動するか?今から汗かいた服脱ぐし、丁度いい…」
「バカッ!!外からいい香りがしてたから、それを堪能してたの!」



リディアの一言でエッジは何かピンと来たようで、卑猥な笑みを浮かべていたのがすっと穏やかな笑みへと変化した。

「お、そうか。この香りは金木犀だぜ。」


きんもくせい?

やはり聞いたことのない名前である。リディアが軽く首を傾げていると、エッジは歯を見せながらにっこりとした。


「確かミストには金木犀咲いてねぇよな。昔ファブールからエブラーナに伝わったって言われてるんだ。」
「へぇ、そうなんだ。」


エブラーナの王妃となったものの、リディアにはまだまだ知らないことがいっぱいである。そんなリディアにエブラーナ文化を教えてくれる夫はいつも笑顔。リディアはエッジのその笑顔が大好きで、口元が自然に綻ぶ。


「毎年この季節になると咲いて、甘くていい香りがするんだ。今朝の稽古に行く時、そろそろ見頃だって思ってたんだぜ。」
「そうなの?じゃあ…」


リディアの手がエッジの逞しい腕をきゅっと掴むと、彼は待ってましたとリディアを抱き寄せる。


「朝飯食ったら、金木犀見に行くか?」
「うん!」

笑顔でいっぱいの2人はしっかりと抱き合い、見つめ合いながら流れるように、自然と唇を触れ合わせた。













「いやぁ、それにしてもよ…。」
「?」


朝食を終え、家老や侍女達に見送られ、手を繋いでデートへと出掛けるエッジとリディア。エッジが何か言いたそうにしているので彼の方を見ると、とても嬉しそうである。


「俺達、夫婦だなぁ…。」


一国の王らしからぬ、締まりのない表情で発されたエッジの一言。リディアは彼の意図がはっきりと汲み取れず、不思議そうな顔をしている。


「金木犀が見頃だって言ったら、お前は俺がデートしたいって思ってるの分かってくれたもんなぁ~、すげぇ嬉しいぜ。」


好きで好きでたまらない妻が自分の気持ちを汲んでくれて、エッジは実にほっこりとしている。

「ふふふ…そんなに嬉しいの?」
「…当たり前じゃねぇか。」

よく見ると、エッジの頬はほんのり赤い。リディアがこうして彼の好意に応じてやると、子供のように嬉しさを表現する。国王としての立場柄、妻である自分の前でしか見せない、そんな夫の可愛い様子もリディアは大好きだった。


「エッジ…ちょっと寒い。」


城門をくぐり抜け、城の者達の目が無くなったところで、秋の朝の外気に少しぶるりと震えながら、リディアはエッジにぐっと身を寄せる。その行動がエッジの鼓動を速まらせることを未だに理解していないのだから、彼にしたらたまったものではない。


「ったく…お前は手のかかる奴だなぁ。」


言葉は相変わらず悪いが、大きな手はリディアの肩を温かく包み込む。それを感じたリディアは、一層身を夫に密着させ、チラリと彼の顔を見上げた。

「…あっためてやるから、俺のそばにいろよ?」

優しい笑顔のエッジにリディアがうっとりとした笑顔で頷くと、柔らかく温かい彼の唇が、リディアの少し冷えたそれをそっと優しく包み込んだ。







*****






「あ…この匂い。」


しっかりと身を寄せ合って2人がやって来たのは、エブラーナ城近くにある、金木犀が立ち並ぶ林。澄み渡る秋空の下、黄金色の小さな花は濃い緑の葉を背景に甘い芳香を放っていた。


「きれいね…金木犀って名前の通りの色ね。」

夏ならばむせ返るであろう甘い香りだが、秋の涼しげな空気の中ではその香りは心地良く、品良く仕上がっている。島国のエブラーナだからこそ感じることのできる季節ごとの趣の違いは、大陸出身のリディアの興味をそそる。

「あぁ~、いい香りだなぁ。この香りがすると秋が来たって気分になるぜ。」
「そうなのね。エブラーナには何回も来てたのに、金木犀があるって知らなかったわ。」
「んー、金木犀は小せえから雨や風で簡単に散ってしまうんだよ。咲いてるのも長くて5日ぐれぇだからな。」


美しい花の短い命。その儚さゆえ、エブラーナの人々は金木犀を愛で、毎年その香りを堪能するのが楽しみなのだ。

「そっかぁ…こんなにきれいなのにね。」
「あぁ…。ほら、行こうぜ。」




林の中に入ると、早速甘い香りが寄り添う2人を包み込む。金木犀の木の近くで鼻を利かせると、少し柑橘系が混じったような香りがした。甘ったるくなく、スパイスのような爽やかさも兼ね備えたバランスのある心地良いその香りを、リディアは蕩けるような表情で堪能していた。


「ははは、お前すげぇマヌケな顔してるな。」
「何よぉ、いい匂いがするんだからしょうがないじゃない。」




(本当に可愛い奴だな…。)




出会ってから10数年、すっかり落ち着いた大人の女性となったリディアだが、その純粋さは出会った頃と変わらない。エッジ自身も年を重ね、王子時代と比べれば落ち着きを増したが、リディアのこととなるとたちまち表情が緩んでしまうのは止められない。


林の中をゆっくりと見て回るエッジとリディア。短い開花時期の花をこうして2人で楽しめるのは、夫婦となってずっと一緒にいられるからこそ。それを実感するエッジの鼓動はやや落ち着きがないままだった。


「いい香りね…この香りって何かに使われたりしないの?香水とか。」
「あー、ファブールになら金木犀の酒があるぜ。毎年ヤンが気を利かせてエブラーナによこしてくれるんだ。甘くて美味いぜ。」
「そうなの?じゃあファブールから届いたら、一緒に飲みたいな。」
「結構強い酒だぞ?お前大丈夫なのか?」
「少しだけなら大丈夫よ。エッジ、お酒好きでしょ?…結婚してからお酒飲んでるのほとんど見たことないし、たまには飲んでもいいんじゃない?」


エッジはリディアの言葉でハッとした。独身の頃、仕事の辛さや彼女を妻として迎えたいのになかなか実現しないそのもどかしさを忘れようとしては晩酌をし、眠ろうとしていたことも珍しくなかった。だが彼女を娶ってからは他国との会合や何かの祝い事の時以外、自然と酒を口にしなくなっていた。愛する女性と身を固めたことが自分を大きく変えているのだと気付き、エッジは何となく照れ臭くて頭を掻く。


「そ、そうか?…なら届いたら飲もうか。毎年この時期に来るはずだしよ。」
「うん!」


飲み過ぎては身体に悪い酒だが、愛するリディアと飲むなら良薬になるに違いない。夫と杯を交わすのを嬉しそうにしている彼女を見ていると、そんな都合のいい解釈も間違いじゃないだろうと思えてくる。リディアの細い肩を抱き寄せる腕に自然と力が入り、色白の頬にちゅっとキスをした。

「んもぅ、エッジったら…。」
「いいじゃねぇか。…唇にした方が良かったか?」
「スケベ。」


言葉とは相反し、顔を鍛え上げられた胸元に埋めてくるリディアの行動に、エッジは彼女を押し倒したくなる衝動に駆られるが、ここは城の外。昔ならば所構わず愛情表現を行っていただろうに、今では欲求よりもリディアの気持ちを優先しようとする理性が勝る。


(俺…本当に変わったもんだな。)


年を重ねて枯れてしまったとも言えるだろうが、本当に惚れてしまった相手だからこそ自分の勝手は通せない。それを身を以て教えてくれたリディアを腕に抱くと、彼女の体温と匂いがエッジの全身を満たし、痺れるような感覚を起こす。

「エッジ…あったかい。」
「…そんなこと言ったら、離さねぇぞ?」
「うん…。」

エッジの顔を見上げるリディアの瞳はすっかり潤み、柔らかな可愛い唇は口づけして欲しそうな動きを見せている。エッジがそれに応えないわけがなく、リディアの後頭部をしっかりと支えて深い深い口づけを贈る。

金木犀の香りを含んだ秋の涼風が、リディアの柔らかな緑の長い髪をふわりと浮かせ、彼女の後頭部を支えるエッジの指に緩く絡んだ。

細い背中を抱きしめて顔の角度を変えながら、もっと欲しいと唇を侵入させていくエッジ。鼻で必死に呼吸して応えるリディアだが、苦しくなって唇を離し、顔を背ける。

「はぁっ…はぁ…。」

少し俯いて必死に息を整える妻を見てやり過ぎたと感じたエッジは、労わるように彼女の髪と背中を撫でる。

「悪りぃ…。」
「…エッジのバカ。」

透き通るような色白の頬にそっと詫びのキスをした時、舞い上がるような少し強めの風がエッジとリディアの頬を掠める。


「…あ。」


2人の目に映ったのは風に乗って散り、ぱらぱらと地面に落ちていく小さな黄金色の花々。

「散っちゃったね…。」
「あぁ…。」


少し悲しげな表情で、散った金木犀を眺めるリディア。そんな表情するなよ、と語りかけるようにエッジの温かい手が風で少し乱れたリディアの髪を撫で、耳にかけてやった。


リディアはその場にしゃがみ、散った金木犀を手に取り始めた。色白の掌の上で、金色のような橙色をしたその花はまだ少し芳香を放っている。


「こんなに簡単に散っちゃうんだね…。小さくてきれいだし、髪飾りか何かに加工できないかしら?そうしたらいつでも見ていられるのになぁ。」


気に入ったものをずっと手元に置いておきたい、人としての自然な心理。掌に乗せた金木犀の花を眺めるリディアに寄り添うようにエッジは腰を落とした。


「…そうだな。けどよ、リディア。」
「?」

リディアがエッジの方を向くと、彼はとても穏やかで優しげな表情。

「確かに金木犀が咲くのはごく短い間だし、散る時はすげぇ悲しい。だから大事にしたいって思うんだよ。」


エッジの言葉に、リディアは胸が何やら苦しくなるような気がした。いつか散ってしまう花の運命。それと同じように、いずれ人もその生涯を終え、愛する人との別れがやってくる。普段は忘れてしまっている事実が頭を過ぎり、ゆっくりと俯いてしまった。



「…リディア?」
「…。」



言葉を発することなく、黙り込んでしまった妻。何か自分が気に障ることを言ってしまったのだろうかと、エッジはリディアの顔を覗き込もうとするが、彼女はさっと横を向いて立ち上がった。


(何だよ、リディア…。)


「ねぇ、あっちにも金木犀がたくさん咲いてるわ。」


エッジの隣からすっと離れ、まだ散っていない金木犀の方へと歩き出すリディア。


また風が吹き、地面に落ちていた金木犀は軽く舞い上がり、リディアが向かおうとしていたところの金木犀がいくつか散った。


それを見た瞬間、エッジは衝動的にリディアの腕を掴み、自分の胸に抱き寄せた。


「…エッジ?」


伝わってくる夫の体温を感じていると心地良くて、さっきまで胸を苦しくしていたものは徐々に薄れてゆく。何が起こったのかと驚きを隠せず、エッジの顔を見上げると、彼は少し目を細めてリディアを見つめていた。



「…さっきはあんな事言ったけどよ。」
「?」


ぱっちりとした翡翠色の瞳を軽く見開き、リディアも何か言おうとするエッジを見つめる。




「俺は、お前と短い間でお別れなんて嫌だ。」




自分への想いが込められたエッジの言葉に、リディアはドキッとした。夫からは何度も愛の言葉を囁かれているというのに、速くなる鼓動と共に切ないような嬉しいような気持ちが沸き起こってくる。


「俺は、ずっと…できる限り長く、お前と一緒に暮らしたい。いつかはお別れだなんて、考えたくねぇ…。」


先程のリディアの思いを汲み取ったかのようなエッジの一言。リディアは堪らずエッジの背中に腕を回して力一杯しがみつく。



風に吹かれ、儚く散ってゆく、小さな金木犀。リディアがその方向へと歩いて行くのを見て、彼女が消えてゆきそうな気がしてしまったのは、どうしても失いたくないという想いから来る不安。



「うん…私もずっと、エッジと一緒に暮らしたいよ…。」





―――エッジ、私もあなたと同じこと思っているよ


だから心配しないで


ずっと一緒にいようね






まだ日が登り切らないエブラーナの秋の朝。香り立つ金木犀に囲まれ、2人の抱擁は強さを増すばかり。




自分達が共に、永き幸せな時を過ごせますように。




再び吹く秋風に舞い上がる小さな黄金色の花々の儚さに負けまいと、しっかりと抱きしめ合う2人はそのまま見つめ合い、指を絡めながら唇を重ね合わせた―――


―完―

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