2014
05.07

「Before Her Period」 ★

TA後エジリディSS第8弾です☆前回の「Full Moon in Late Autumn」ではリディアが好きすぎて情けない姿を見せてしまったエッジでしたが、今回はリディアへの深い愛をもって汚名挽回(?)です。エロありですのでお気を付け下さい!





「Before Her Period」













「エッジのバカッ!!大っ嫌い!!」

エブラーナ城の一角で、王妃リディアの声が響いた。

「す、すまねぇリディア…俺が悪かった。許してくれよ~。」


その声を聞いていた家臣や侍女達は、リディアの大声には驚いたものの、どうせまたお館様が何かしでかしたのだろうという感じで流していた。

「うっ、うっ…私急いでたのに…。」

リディアが泣き出したので、エッジは優しく抱きしめてやる。

「ごめんな、リディア…。すまねぇ。」

エッジは詫びながら、リディアの柔らかな緑の髪を撫でてやった。


(あー…そういや確か今月もそろそろだな…。)

自分の胸の中でぐずる妻を宥めながら、エッジはあることに気付いた。


朗らかな性格のリディアだが、月に1度のことが近くなると、ちょっとした事でイライラしたり落ち込んだりしてしまう。家臣や侍女相手には当たり散らしたりしないのだが、相手がエッジとなると気が緩んで先程のように容赦無く怒鳴ったり泣いたりするのだ。


結婚前も時々そういう事があり、最初は何が何だか分からないエッジだったが、長い付き合いの中でリディアが女性として避けられない現象なのだということを理解していった。


詫びながらリディアを抱きしめ、背中をポンポンと優しく叩いてやるエッジ。こうすれば彼女のイライラが治まるのだ。


泣き止んだリディアがエッジの胸から顔を離した。そこを見計らって、エッジはリディアのおでこと頬にちゅっとする。

「リディア、ごめんな。俺が悪かった。」
「…うん。」

(ふぅ…やっと治まったか。)


原因は何かと言うと、エッジがさっき城内の通路でリディアとすれ違う時に、うっかり彼女の着ている丈の長いローブの裾を踏んでしまい、ふらつかせてしまったのだ。急いでいるところを邪魔され、しかも相手がエッジだったために爆発してしまった…というわけである。


「エッジ、私急いでるから…。」
「ん?あぁ、そうか。」

夫に宥められ、イライラが治まったリディアは走り去って行った。

(はぁ~、男にゃ分からねぇなぁ…。)

男性には理解し難い女性特有の現象。しかしそれも愛する妻の一部。

(リディア、俺はお前の旦那だからな。)

リディアの後ろ姿を見ながら心の中でそう呟き、妻の生理現象を受け入れている自分を誇らしく思うエッジだった。




昼食後。



リディアは執務室でエッジの仕事を手伝っていた。

「エッジ、その書類取って。」
「ん?これか?ほれ。」




「ねぇエッジ、この文章の意味分かんない。」
「あ?どれだよ?」
「ここ。どういう意味?」
「あぁ、これは…。」

「…ふーん、そういう意味かぁ。」





「ちょっと、こんなとこに湯呑み置かないでよ!ここに読み終わったやつ並べていこうと思ってたのに…。」

たまたま今日は執務室に誰も家臣がおらず、気を遣う必要がないため、リディアは生理前のイライラを次々と露わにする。

「あぁ、すまねぇ。あっちに置くよ。ごめんな。」

(うーん、俺の方が立場上なんだけどなぁ…。)

逆に自分がリディアの仕事を手伝っている状態である。完全に尻に敷かれるエッジは内心苦笑するが、妻の機嫌が悪くならないように気を遣う。



(こりゃ一発仕返ししねぇとな…。)



ご機嫌斜めの妻に八つ当たりされた時のストレス対処法について、既婚男性の大先輩であるセシルからとある助言をもらっていたことを思い出すエッジ。






そして夜。




エッジは仕事もそこそこに済ませ、風呂に入るといそいそと寝室に向かった。

「リディア~。」

妻がいるかと思い、呼んでみたがいなかった。









約1時間後。


風呂から上がったリディアが寝室へとやって来た。明かりを点け、ベッドに腰掛ける。

(ふぅ…なんかすごく疲れちゃった。生理近いしなぁ…。)

昼間夫に当り散らしたことは自覚していないリディア。

脚がむくみがちなのでストレッチして、うつ伏せになって脚を上げたり下げたりする。何となく気分が落ち着かず、枕を抱いてコロコロとベッドの上を転がる。自分が寝ているベッドから、くっつけてあるエッジのベッドへと転がり、そしてまた自分のベッドに戻る。


(エッジ何時に来るか分かんないし、もう寝ちゃおう。)



そう思い、何となくエッジのベッドの方を見ると…


「きゃああああっ!!!」




エッジがニヤニヤしながらリディアの目の前に寝転んでいた。

「エ、エッジ…!?いつの間に…。」

リディアは軽くパニックである。


「お前がここに来る前からいたぞ?本当に鈍い奴だな~。」
「ど、どこにいたの!?」
「天井に張り付いてたんだけど?」
「!!!」

リディアは驚くが、そういや忍者はそうやって身を隠したりする一族だということを思い出した。


エッジはすかさずリディアに抱きつく。

「リディア~!」
「!!何なのよ変態!」
「変態だと?てかお前、俺が来る前に寝ようとしてたんじゃねぇのか?」

リディアはギクリとするが、いつもよりも気が立っているため、夫に言い返す。

「いいじゃない!だってエッジ何時に来るか分かんないんだもん!」
「何だと?俺の夜の楽しみを奪うつもりか?」
「もうっ、スケベ!」

抱きつかれたリディアは必死に抵抗し、エッジから逃れようとするが、鍛え上げられた夫の力には敵わない。

「エッジ、離してよぉ~!」
「やなこった。ほら、大人しくしろ。」

エッジはリディアに覆いかぶさり、両脚で彼女の脚をしっかりと挟み、手首を掴んでベッドに押し付けた。

「もうっ、離してぇ…!」

不機嫌なリディアは身体に力を入れてエッジに反抗する。

「リディア、じっとしてろ。」


真面目な顔をしたエッジの唇がゆっくりとリディアのそれに重なった。

「んっ…。」

柔らかなエッジの唇の感触が、リディアの小ぶりの唇から全身に伝わるような気がして、力が抜けていった。


唇を離したエッジは、優しい笑顔でリディアを見つめた。

(やだ…エッジ。)

さっきまで反抗していたリディアは照れ臭くて夫の顔を直視できず、顔を背けた。するとエッジがリディアの首筋に顔を埋め、そこに何度も優しくキスを降らせた。その度に華奢な身体はピクピクと小さく震える。

「…大人しくしてねぇと、跡ついちまうぞ?」

耳朶を唇で食まれ、リディアはぴくりとしながら身体がじんわりと熱を帯びてきているのを感じた。

「あっ…。」

自然に艶かしい吐息が発せられる。それに反応するかのようにエッジの唇がまた重なってきた。

「んっ…!」

角度を変えながら、リディアに深く侵入してくるエッジ。力強い、けど決して強引でなくて、どこか慈しむような口づけ。


唇を離されたリディアは、軽く息継ぎをしながらエッジを見つめる。ふと目線をずらすと、そこには彼の前合わせになった寝間着の襟元から覗く、鍛え上げられた逞しい胸元。エッジは微笑みながらリディアの頬を撫でる。

「俺の身体、見てぇのか?」
「…別に。」

素っ気ない返事をするリディアだが、エッジにしたらそれも可愛い妻の仕草。

「じゃあお前の身体、見ていいか?」

ニヤニヤしながらそう言うエッジに、リディアはまた少し不機嫌になり、そっぽを向いた。

「ダメか?」
「…。」
「リディア?」




「…ダメって言っても脱がせるくせに。」


エッジはニタリと笑い、その通りと言わんばかりにリディアの寝間着の浴衣の胸元を押し開いた。ぷるんと姿を現した彼女の形のいい柔らかな乳房を、エッジはすぐさま揉みしだいた。

「やぁっ、あぁん、エッジ…!」



快感に耐えられず、乳房に佇む桜色の蕾はツンと立ち上がる。エッジはそこを舌全体でねっとりと舐め尽くし、ちゅくちゅくと音を立てて吸う。

「あ…ぁぁぁんっ…!」


リディアが肩を竦めながら艶かしい声で夫の愛撫に応えていると、彼の親指が舐め上げられたばかりのそこをくりくりと撫で回す。

「もうっ…エッジのバカぁ…!」
「あぁ悪りぃ。反対側もちゃんとしてやるよ。」

くくっと笑いながらもう片方の蕾も同様に慈しむエッジ。脚をがっちりと挟まれて動けないリディアは、喘ぎながら身体の芯が疼くのを感じた。

「いやぁんっ!」

ぷっくりとした蕾を親指と人差し指で摘ままれ、悩ましげな表情で高い声を上げるリディアは、昼間エッジを尻に敷いていた強い妻ではなく、自分の腕の中で快楽に溺れつつあるか弱い女だった。

(セシルの言う通りだな…。)

機嫌の悪い妻に当たり散らされた時のストレス対処法、それは自分が優位に立てる夜のベッドの上でしっかりと発散することだった。


快感に悶えて軽く息を切らせ、切なげな表情で口を少し開けたまま自分を見つめるリディア。その姿がエッジの男としてのプライドを漲らせた。


エッジはリディアの髪を撫でてやり、優しく口づけする。彼女の寝間着の浴衣の腰紐を解き、身に付けているもの全てを剥ぎ取ると、リディアは両手で下肢の間にある茂みを隠した。

「隠すな。」
「やだぁ…。」
「ったく、お前は聞き分けがねぇなぁ…。」

「何よ、エッジが悪いんじゃない…。」


妻の反抗的な言葉がエッジの支配欲に火をつけた。

エッジはリディアの脚を広げて素早く間に割り込み、茂みを隠す両手を片手で押さえ、空いた方の手の人差し指と薬指で花弁をくっと広げ、露わになった小さな蕾を中指でなぞりだした。

「やっ、あっ、あっ…!」
「言うこと聞かねぇ悪い子はお仕置きだ。」

抵抗しようと、押さえられたリディアの手に力が入るが、非力な召喚士の力では鍛え上げられた忍者の力には到底敵わなかった。エッジがそこをなぞるたびにリディアは嬌声を出し、とろとろと蜜を溢れさせてゆく。


エッジは早くリディアを激しく自身で犯したいという欲求に駆られ、かなり余裕をなくしていたが、ここはもっと妻を乱れさせたいという思いが勝る。


なぞっていた中指を花弁の中へと差し込んでいくと、潤った柔らかいそこはするする奥まで受け入れた。侵入した指は、リディアの敏感な部分へと辿り着き、そこを擦り上げる。エッジの指が動くたびにリディアの身体はピクンと跳ねた。

「あっ、あっ、やめてぇ…!」
「そんな色っぽい声出されたらやめられねぇよ…。」


人差し指も入れ、さらに執拗にそこを掻き乱すと、悲鳴のような声が上がった。くちゅくちゅという淫靡な音色と共に色白の華奢な身体は仰け反り、快楽を求めてエッジの指を深く飲み込もうと腰が浮いてくる。

「はぅっ…!はぁっ、ぁっ…。」
「イッちまえよ、そんな我慢すんなって。」

指で犯しながら、眉を寄せて必死に耐えようとするリディアの理性を取り払ってやると中がぐっと狭くなった。

「ほら、もう少しだ…。」

エッジが激しく指を動かすと、リディアは悶えながら、されるがままに昇っていった。

「あっ、ぁ…あぁぁ…ッ!!」

絶頂に達したリディアは艶かしい声を上げ、身体を弓なりに反らせた後、くったりと脱力し、エッジに押さえられていた両手は茂みに軽く添えられているだけになっていた。


はぁはぁと息を切らせ、トロンとした翡翠色の瞳がエッジを見つめる。

「ん、何だ?もっとして欲しいのか?」
「違うもん…!」

からかわれて不機嫌な気持ちを夫にぶつけたいが、絶頂の余韻で思考がうまく回らず、頬を赤くしてそう言うのが精一杯だった。


その姿を見てくくっと笑うエッジはリディアを天から見下ろす形で彼女の柔らかい髪を撫でる。

「して欲しいんなら、素直に言えって。」
「エッジのバカ…嫌いッ!」


完全に優位に立ったエッジは、ご機嫌斜めのリディアの罵倒の言葉を聞いてニヤリと笑う。

「俺のこと嫌いか?」
「嫌い…。」

そっぽを向くリディアの手を握り、指を絡めながら頬に優しくキスをする。

「リディア、俺のこと嫌いか?」
「…嫌い。…んっ。」

そっと口づけすると、リディアはエッジの唇を食むように唇をもごもごと動かした。

「俺のこと…嫌いか?」
「…。」

リディアの翡翠色の瞳を見つめ、優しい表情で語りかける。

「俺はリディアのこと大好きなんだけどな。」
「…。」

恥ずかしくて目を逸らしたいが、リディアの華奢な身体など全て包み込んでしまいそうなエッジの深い目の色に見つめられてできない。

「…そんなに…見ないで。」

精一杯紡ぎ出した言葉にエッジは優しく微笑むと、今にも互いの唇が触れそうなほどに近付き、囁くように再び問いかける。

「リディア、俺のこと嫌いか…?」



問いに対する答えはただ一つ。今まで何度も口にしてきた言葉なのに、今日は素直になれなくてドキドキしてしまう。








「……大好き。」

もじもじする可愛い唇から発された小さなその声を、聴覚の発達した忍者であるエッジが聞き逃すはずがなかった。絡めていた指にぐっと力がこもり、リディアの唇を貪るように食む。

ちゅっ、ちゅうっ、ちゅくっ…

「んっ、んふぅ…。」

呼吸すら許されないような、絶え間なくリディアを責めたてる扇情的な口づけ。昼間優しかった夫の変貌ぶりに、リディアは戸惑うばかり。


エッジの唇がリディアの胸元へと移動し、乳房の上部の柔らかい部分にキスのシャワーを浴びせていく。くすぐったいような気持ちいいような感触に小さな吐息が漏れる。


絡まっていた指が離れてゆき、エッジはリディアの下半身へと、身体を後退りするようにして移動していく。エッジの顔がお腹の上あたりに来たかと思うと、臍にキスが落とされた。思わずピクリとするリディアを見て気を良くしたのか、エッジは彼女のキュッと括れたウエストをそっと撫でながら臍の周りに舌を這わせる。

「はぁぁん…やだ、くすぐったい…。」

堪らず身体をくねらせ、エッジの頭に手を添える。

徐々にエッジの舌が臍周りから下腹部を這い始める。秘所に近い、臍の下から下肢の茂みのすぐ上までを彼の舌がゆっくりと動く。その絶妙な感触に花弁はキュッと締まり、奥の蜜源が疼く。

「んっ…あっ…ダメぇ…。」

リディアが両脚を捩っていると、茂みのすぐ上の柔らかな部分に何度もキスが落とされる。甘い刺激に花弁だけでなく、子宮までキュッとなるようだった。


さっきまでのイライラなど、もうすっかり消えてしまった。心地良くなったリディアはエッジの行為に見入りながら、添えていた手で彼の髪を優しく撫でる。するとエッジがちらりとこちらを見たので、リディアは艶かしい笑顔で応えた。

「はぁー、やっと笑ってくれたな。」

嬉しそうなエッジの言葉に、リディアはハッとした。今日は自分でもあまり気分が良くないのは分かっていたが、そんなに険悪な顔をしていたのだろうかと思わず頬に手を当てる。

「ったく、お前今日はほんっと機嫌悪かったよなぁ。」
「…私、機嫌悪かった?」
「おぉ。」
「だって…。」

「月のもんが近いんだろ?」
「!」
「はっはっは、俺がお前の身体のこと分かってないとでも思ってたのか?」


リディアの柔らかな緑の髪を撫でてやると、彼女の表情はみるみる緩み、頬はほんのり赤くなった。

(エッジ…分かってたんだ。だから優しかったんだ。)

どうしようもない理由で気分がすぐれない自分を受け止めてくれた夫の優しさに、胸がキュンとなるリディア。その様子を見ていたエッジはリディアに優しく口づけしながら彼女の内太腿に指を滑り込ませ、秘所の状態を探った。


そこは熱く、しっかりと潤んでいた。ずいぶん前から張り詰め、準備万端のエッジはもう一刻も早くリディアと繋がりたい。


秘所に触れられ、ピクリと反応するリディアを見て、エッジは寝間着の上衣を脱ぎ、腰紐を解き、下衣と一緒に下着を脱ぎ去る。両脚の間から太腿の裏に滑り込ませた手でリディアの片膝を曲げさせ、自分の腰の位置を合わせると、熱く膨張した肉塊を潤い溢れる柔らかな花弁に押し当てた。リディアがその重量感ある存在に気づいて息を飲んだ時、花弁はぐっと押し広げられ、2人の身体が繋がった。


「あっ…エッジ!」



よく潤ったそこはあっという間にエッジを受け入れ、リディアが声を出した時にはすでに奥まで到達していた。


昼間の仕返しという名目があるため、エッジはリディアに有無を言わせまいと早速腰を激しく揺らす。


「えっ、やっ、あぁっ…!エッジ、速い…!」

あまりに自然に入ってこられた驚きを表す間も無く、感じる部分を的確に突くエッジの熱さと重量感から繰り出される快感に、リディアは堪らず首を仰け反らせて眉を寄せる。エッジが彼女の手を握って指を絡めてやると、縋るようにギュッと握ってくる。

「いやっ、あぁぁん、エッジぃ…!」


激しい律動で揺れ動くリディアにどんどん迫ってくる快楽の波。何一つ考えることができず、ただ眉を寄せてその流れに身を任せるだけの妖艶な裸体から発されるのは、エッジをますます猛らせる喘ぎ声。


乱れさせたいというエッジの思惑通り、見事なまでの妻の溺れっぷり。

「くくくっ…気持ちいいか…?」

もう返事する余裕がないリディアに口づけする。

「んんっ、んっ、んふぅっ…。」

エッジの口の中でリディアの声がくぐもるのと並行して、破裂しそうなほど膨らんだ熱い肉塊を包み込んでいた柔らかなリディアの内部がひくひくと波打ちながら狭くなっていく。

「締まってきたぞ…リディア、我慢すんな。」


自分の限界を感じながらも、どんどん締まってくる内部に逆らうように律動を続けるエッジ。その動きにもう耐えられなくなったリディアの身体の奥がぐっと狭まった。

「はぁっ…あ…あぁぁっ…!!」

リディアが悩ましげな声と共に、痙攣しながら2度目の絶頂に達した。

「うっ…く…!!」

強烈な締め付けがエッジを襲う。勢い良く果ててしまってもおかしくない状況の中、理性を保って歯を食いしばり、寸前の所で抑え込む。




耐え忍んだ数秒の後、エッジの目に映ったのは、うっすらと汗ばみ、軽く息を切らせて力なく自分の手に指を絡ませるリディア。


エッジは汗で首筋や頬に張り付いた髪を外してやり、優しく口づけする。唇を離すと、リディアは2度の絶頂の余韻でポーッとした表情でエッジを見つめていた。


何か言いたげな、少し開いた可愛い唇。それを優しい眼差しで見つめたエッジの腰は、再び律動を開始した。

「あっ…!ぁっ、ぁ…。」

間髪入れず連続して攻められ、もうリディアの声には芯がない。


「ひゃぁんっ!あっ…!」

律動しながらエッジは腰を回す動きを加えてリディアの内部を軽く抉るようにぐりぐりと刺激すると、眉を寄せて仰け反る華奢な身体からはか細くも悲鳴のような声が上がった。




エッジは上半身を倒し、身体を密着させ、唇を重ねる。すでに狭くなってきている中を激しく行き来し、粘膜が擦れ合い、ぐちゅぐちゅと音を立てる。


もっと快楽に溺れる妻を見ていたいが、きつくなる締め上げにもう限界だとエッジが思ったその時。




「……ぁッ!!」


リディアの3度目の絶頂の叫びは、微かなものだった。じわりと上がったリディアの体温を感じながら、自分をぐっと押し包んでピクピクと波打つ内部に身を任せ、エッジは勢い良く果てた。










夫に腕枕をしてもらっているリディアは、トロトロと現実と夢の世界を行ったり来たりしていた。その様子が堪らなく愛おしくて、エッジは妻の髪を優しく撫でる。


昼間は強気だったリディアは3度も自分の腕の中で果て、力無く横たわり、縋るようにこちらに身を寄せてきた。男としての威厳を見せつけ、優越感に浸るエッジは優しく微笑みながら彼女を抱きしめる。


「リディア…寝ていいぞ。」
「ん…。」


気怠さと眠気に襲われつつ、リディアはエッジをじっと見つめて何やらもごもごと言いたそうにしている。

「…何だよ?」
「…何でもない。」

リディアはふっと微笑みながら、心地よさに身を任せ、気持ち良さそうに眠りに落ちていった。

(寝ちまったか…。ったく、どうあっても可愛い奴だぜ。)


尻に敷かれても愛おしい妻リディア。自分が優位に立っても心底惚れた女性には結局敵わないのだと軽く苦笑しながら自らも眠りに落ちていくエッジだった。



―完―

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